パパママ息子

乳幼児の息子がおります。子育てに関したりしなかったりするアレコレ書いてます

おしゃぶり不味そうにしゃぶる

産まれる前に抱いていた赤ちゃんのイメージと、赤ちゃんの実態って結構ギャップがあるものだと思う。うちの息子で最初にそのギャップを感じたのが「おしゃぶり」だった。

 

初めておしゃぶりを咥えさせたのは生後2週間頃、何をしても泣き止まない時だった。ミルクも飲んだばかりだし、オムツも汚れていない。しかし烈火の如く泣き止まない息子に右往左往しつつ、そうだ!こんな時こそきっとおしゃぶりに違いない!と試しに咥えさせてみた。

 

何となくだけど、赤ちゃんはおしゃぶりが大好きで、咥えさせればたちまちに機嫌が良くなり、チュパチュパスヤスヤと眠りについてしまう。と言う漠然としたイメージを持っていた。

 

赤ちゃんはおしゃぶりが大好き。

 

おしゃぶりをすればご機嫌になってチュパチュパスヤスヤ眠ってしまう。

 

早速、息子のお口におしゃぶりを近づける。チョンチョンと唇を触ってあげると、パクッとおしゃぶりに食いついた。

 

瞬間、動きが止まった。そのまましばらく硬直している。泣き止みはした。泣き止みはしたんだけど。めちゃくちゃ不機嫌そうな顔をした。

 

どのくらい不機嫌そうな顔かをそのまま文章におこすとしたら。眉はハの字になり、眼光は鋭くなり、眉間にはめっちゃ皺がよった。何だろう。この全然納得していない感は。

 

不満。

 

圧倒的不満。

 

圧倒的コレジャナイ感。

 

咥え方もチュパチュパと言う感じじゃない。クッチャクッチャという感じだ。クッチャ...クッチャ...と二口ほどゆっくり、おしゃぶりを文字通り舐め回す様にしゃぶると、ペッと吐き出した。

 

うわぁ...。

 

このペッとおしゃぶりを吐き出す様がまるで味のしなくなったガムをペッと道端に吐き捨てる様な、圧倒的ワル感漂う吐き捨てっぷりだった。赤ちゃんはおしゃぶりが大好きで、おしゃぶりをすればご機嫌になってチュパチュパスヤスヤ眠ってしまうなんて幻想は秒で打ち砕かれてしまった。

 

当の息子はと言うと再び泣き出す訳でもなく、不機嫌そうな顔のままジッとこちらを見ている。赤ちゃんってこんなに不満げな表情が出来るんだなぁと、妙な感心をしてしまう。

 

何を咥えさせとんじゃい?全然味もせんやんけ!こんなもんでワイが喜ぶとでも思っとったんか?と、息子の内なるチンピライズムが関西弁で文句を言ってきてる様な気さえしてきた。

 

まあでもおしゃぶりと息子は言わば初対面みたいなものであって。突然、口に放り込まれれば息子も困惑するのは当然な訳であって。おしゃぶりだってタダじゃないんだし。とりあえずもう一回咥えさせてみた。

 

クッチャ...クッチャ...ペッ。

 

リトライ。

 

クッチャ...クッチャ....クッチャ...ペッ。

 

うーん。やはりお気に召さないのか...。これでダメだったら諦めようと思ってもう一度咥えさせてみたところ

 

チュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパチュパ

 

めっちゃ吸い始めた!めっちゃ吸い始めたんだけど、相変わらずめっちゃ不満そう。顔は不満そうだけど一心不乱に、親の仇みたいにおしゃぶりしゃぶってる。

 

勢いよくチュパリ始めたは良いのだけれど、こんなに不満そうに赤ちゃんがおしゃぶりをしゃぶるなんて全然知らなかった。個人差はあるんだろうけど。果たしてこんな感じで落ち着いてくれるのだろうか?

 

なんて心配をよそに、しばらく様子を見ていると息子はおしゃぶりを咥えたまま眠ってしまった。おお。おしゃぶりすげえ。

 

初めて咥えさせたのが産まれて2週間の頃。一ヶ月半たった今でも度々、グズった際におしゃぶりを咥えさせる。最初の二口までは不味そうにクッチャクッチャして吐き出すが、3口目で諦めた様にしゃぶり出す。 

 

その度に、またおしゃぶりかい!これ味しないから嫌やねん。ママのオッパイがええねん。と息子の内なるチンピライズムが関西弁で文句を言っている様な気がするが、何だかんだしゃぶっている内に寝てしまう。

 

そして散々不満そうな顔してた癖に、おしゃぶりを外すと起きるから微笑ましい。今日はそんなお話でした。

 

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