パパママ息子

乳幼児の息子がおります。子育てに関したりしなかったりするアレコレ書いてます

初めて朝まで寝ていた日

思い返すと新生児の育児で1番大変だったのは、やっぱり常に寝不足だったことかなと思う。

 

息子が生まれてから最初の1ヶ月半くらいまでは、夜にまとまって寝れない生活がとにかくきつかった。うちの息子は入院中に軽い脱水症状を起こした事もあり、授乳の間隔には特にシビアになっていた事も今思うと寝不足の一因だったかもしれない。

 

妻「いいか?朝だろうが夜だろうが3時間おきの授乳は絶対だ。1秒でも寝坊してみろ。使い古した歯ブラシを捨てるよりも簡単にお前をポイしてやるぞ。」

 

私「サーイエッスサァァァァァ!!」

 

妻「声がちいさあああい!」

 

私「サァァァイエッスサアアアアアア!!」

 

妻「うるさい!息子が起きるだろうが!!!」

 

私「サーイエッスサァァァァァ!!」

 

何てやり取りが実際にあった訳ではないんだけど、その位の気迫を妻からは感じていた。3時間おきの授乳は絶対。頭ではわかっていても夜中はたまに起きれなくて、朝起きると妻から冷ややかな視線を送られたりした。ポイされなかったのは不幸中の幸いだ。使い古した歯ブラシよりは大事にされている証拠である。

 

その頃に常々思っていたのは「新生児の内はミルクを飲んで寝てるだけの生活♡」なんて最初に言い始めた奴は誰だったのかと言う事だ。どの育児本を読んでも同じような事が書いてあったけど、アレは嘘だ。

 

正しくは「新生児の頃はミルクを飲んでからすんなり寝てくれることが理論上は稀におこる可能性がある」程度と考えた方が実態に近い気がした。

 

そもそも「ミルクを飲む」の段階が既に容易ではない。母乳だって「産まれれば自然に出る」なんてことは決してなくて、うちの妻も並々ならぬ努力をして痛みと闘いながら授乳していた。しかし悲しいかな...新生児の頃の息子は母乳よりも粉ミルクを好む傾向があった。

 

結果として日々「子供の免疫を考えて出来るだけ母乳を与えたい妻 VS 母乳よりも粉ミルクが飲みたい息子」の苛烈な争いが繰り広げられていた。大体は息子が寝たふりをして母乳をやり過ごし、その後に与えられる粉ミルクをグビグビ飲んでいた。あの頃の妻の日々の苦悩は筆舌に尽くしがたい。

 

そして「ミルクを飲んだらもうスヤスヤおねむの時間だね♡」なんて事もやっぱりない。そんな幻想は早めに捨てた方が良い。そんな話はじっちゃんのじっちゃんの、そのまたじっちゃんのばっちゃんが風の噂で聞いたことあるかもって言ってた様な気がするってレベルの都市伝説の話だ。

 

実態は授乳の最中に「ところてん方式」で飲んだ分だけ押されてウンチが出てきてたりする。そのウンチがまだ体が細くてゆるゆるのオムツの足の付け根からジワジワと外に漏れ出てきていたりもする。

 

ただ飲んでからすぐ横にすると吐き戻しやすいからしばらく縦に抱いて、ウンチが漏れない様に気を付けながらゲップさせる。が、ウンチは漏れるけどなかなかゲップは出てくれなかったりする。

 

仕方ないので先にオムツを変えようと思って横に寝かせると結局吐き戻してしまい泣き出したりする。泣いてる息子をあやしながら、ウンチがついた服も変えなきゃいけないけど哺乳瓶も洗って消毒しなくちゃいけなくて....と、てんやわんやしている内に3時間が経過して、次の授乳タイミングが訪れてきてたりする。「新生児の内はミルクを飲んで寝てるだけ♡」って言い始めた奴、ほんとに許さん。

 

ただそんな息子も1ヶ月半を過ぎた辺りからようやく昼夜の区別がついて、少しずつ夜に長く寝れるようになってきた。2ヶ月を過ぎた辺りで平均して4時間はまとまって寝ていた。しかしよく寝てるのはそれはそれで心配になってしまうのが親心。つい先日も6時間程まとまって息子が寝ていた時には「起こして授乳しなくて大丈夫か?」とか「おしっこもしてないんだけど膀胱やばくないか?」とか、深夜に妻とコソコソと話していた。

 

結論としてはいつの間にか息子も空腹より睡眠を優先するようになり、何時間もオシッコしなくても大丈夫な膀胱を手に入れたんだと考えることにした。そしてついに今日は夜寝てから1回も息子が起きずに朝を迎えた。大体昨夜の21時から今朝6時までの約9時間.....こんなにもまとまって寝れるようになったのだ。

 

もう感動である。生まれた頃は昼夜の概念すらなかった息子がたったの2ヶ月半で「夜に9時間寝る」のである。すごいな息子。子供の成長早い...。早いなぁって妻と話しながら朝っぱらからちょっと泣いてしまった。

 

多分、他の人からしたら全然大した話じゃないんだろう。いやもう本当に、全然大した話じゃないなって自分でも書きながら思うんだけど。そのマジで全然大した話じゃないどーでも良いようなことが、朝から泣く程度には嬉しいっていうのが子育てなのかーと改めて感じたからその日の内にブログに書き残しておくことにした。

 

息子は毎日少しずつ何かが変わっていく。その変わっていく「何か」をなるべく見逃さないように、気付いて褒めて喜んで、一緒に日々を過ごしていけたらそれはきっととても幸せなことだなぁ。と。うんうん。何て。一人で悦に浸っていると気付くと息子のオムツが膨れていた。そう言えば最近、オシッコとウンチの量が大人顔負けになってきたことも息子の成長ポイントの一つだ。

 

約9時間分のオシッコと一昨日から出ていなかったウンチは、オムツを決壊させて背中と足の付け根から漏れだす同時多発的なテロを起こすのに十分すぎる威力を誇っていた。ベッドも防水シートも洋服も既に虫の息だ。しかしこの程度の修羅場はこの2ヶ月半で何度も超えてきた。私もなんやかんや、父として毎日少しずつだが確実に、オムツ処理の腕前だけは成長しているんだ。今日はそんなお話でした。

 

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